老後の資金ゼロからのスタート

お金が貯められない元銀行員 ゼロからスタートアラフィフ主婦

いまからでもできる 老後の資金 四つの方法 その③


こんにちは 貯金無しアラフィフ主婦 です 少し前に お話ししました 老後の資金はいくら必要か? zerostart-syufu.hatenablog.com その中でも あげましたが これからでもできることは 四つの方法 があがりました。

  1. 貯蓄を実践する
  2. 投資で増やす
  3. 今あるお金を守る
  4. お得に節約する

前回に引き続き 今回は ③今あるお金を守る という事についてです。

③ 今あるお金を守る

今あるお金を守ると言っても 具体的に何をすれば?という疑問がわいてきますよね。人生の中では 色々な選択の機会があります。これは お金についても同じです。 
たとえば

  • 子供を学校に行かせるなら 公立 or 私立
  • 住宅は 購入 or 賃貸
  • 妻は 専業 or 共働き

そして 色々な金融サービスについても 選択する機会があります。もちろん それは各家庭によってどちらを選ぶかは異なります。自分たちのライフスタイルに合わせるのが一番なのですが まずは基礎的な知識や違いを知っておかなければ より良い選択をすることはできません。いろいろなことを知ることで損をしない方を選ぶことで お金を守ることにつながります。特に大きな金額になる項目について例をあげていきます。

子供の教育費 私立 or 公立

子供の教育費についてを調査してみました。
子供の教育費 これは当初の計画通りにいかないので 結構難問だと思っています。実はわが家も 現在2人の大学生がいます。親が考える 当初の計画と 子供が実際に進んだ ルートはだいぶ異なったので、出費の額が 予想の額と大幅に差ができてしまいました。結果 1人の方は自分のどうしても進みたい学部が お金のかかる学部だったので後半2年間分は 奨学金制度を利用しています。親としては 全額用意できなかったのが申し訳ない思いもあります。教育費は本当支払いの上限がないので わが家のようにならないように参考にしていただければと思います。お金のことに 無知だった自分に後悔してますので。

私立 と 公立 実際いくらかかるの?

文部科学省が令和3年度の子供の学習費を調査したものを参考にしました。
www.mext.go.jp

義務教育である 小中学校は 公立の場合 授業料等は無料(給食代 諸費用は除く)、公立高校も 授業料は実質無料(扶養の収入金額による)私立高校については公立の授業料を上限とした補助があり、幼稚園も2019年10月からは、幼稚園の3〜5歳児クラスの子どもの利用料・保育料が無償化されています。数年前にはなかった制度もあるので 今のご家庭がうらやましいなと思う反面 授業料等 以外の諸費用の支払いなどもありますので 安い金額ではないですね。


文部省の調査によると 幼稚園では 私立が公立の1.9倍 小学校では4.7倍 中学校では2.7倍 高校では2.1倍となっています。

15年間 公立だけで進んだ場合と 私立だけで進んだ場合では 子供一人につき1300万円近くの差がつくことになります。お子さんの数が多くなればなるほど 頭の痛くなる数字ですね。

個人的には印象として 私立高校はこの金額より 高かった印象があります。ここ数年は コロナ禍で修学旅行自体無しの場合もあったでしょうが、そろそろ復活すると思います。娘の高校では アメリカに6泊程度だったのでそれだけでも かなりの金額になりました。

入学時は 私立で手厚く教育するので 将来は塾に入らなくても大丈夫、トータルで考えるとそんなに変わりませんとの 説明でしたが 実際入学すると 高難度の授業について行くには そのための塾に通っているお友達がクラスの半数だと聞きました。

しかも 大学はこの調査には入っていないので その差はもっと大きなものになると思います。学部によって 通学年数も異なりますし なにより 金額も差があります。 医学部などに進む場合ではなくても 理数系では 結果的には大学院に進む人も多くいると聞きました。

また 先に少しお話ししましたが わが家の場合 高校入学時の将来の目標と その後の目標が変わりました。それは一概に子供を責めることはできません。10代半ばで将来の夢が変わることもあるでしょう。結局美術方面に進むことがかないましたが なかなかの学費で それに伴い 一人暮らしも始めることになり 予算のはるか上をいく事になりました。


進学時には 学校の説明だけではなく 実際に通っている生徒さん 通わせている親御さんに 話を聞いてみることが大事だと思います。

横道にそれましたが 本題に戻りたいと思います。

校外活動費 塾や習い事

たとえば 中学受験を目標にした 小学生の塾・習い事の学費を計算してみます。

中学受験の塾(一般的なところ) 小4から小6 三年間で 250万円~280万円
英会話   (月7000円として) 小1から小6 六年間  50万4000円
スイミング (月7000円として) 小1から小6 六年間  50万4000円

塾+習い事×2で トータル支払額
     350万円~380万円となります。

これは 平均的な習い事の数だと思います。きっとこれより多い数の習い事をしている、させてみたいと思っている方も多いと思います。毎月の支払だとあまり気にならないようですが、このトータルの支払金額を見てください。貯蓄してみようという事になるとだいぶハードルが高く感じますよね。将来の備えの為にも あれもこれもと むやみにするのではなく 予算を決めることも大事になってきます。


貯蓄の目安

一般的に 中学までにある程度の貯蓄の目安が次のように言われています。

高校まで公立で大学へ入学 
300万円~500万円
(一人暮らし等なら 500万円~700万円)

高校が私立で大学に入学  
400万円~600万円
(一人暮らし等なら 600万円~800万円)

また 中学校も私立で行く場合には 小学4年生までの貯蓄の目安

中学から私立で大学に入学
600万円~800万円
(一人暮らし等なら 800万円~1000万円)

将来 奨学金を利用すれば不足分を補えると言われている目安の額だそうです。すでに 現在 子どもが小さくなく ある程度の年齢に達している場合には この金額と今時点の家庭の実際の教育に関する貯蓄額を照らし合わせて 私立 公立の選択の参考にしてみてもいいでしょう

私立 公立 こんな人がむいている


私立

  • 貯蓄が十分で 教育資金に余裕がある
  • 子どもが 通いたい学部、学科がある
  • 海外留学など成し遂げたい目標が定まっている
  • 学資保険など積み立てを入念に準備している
  • 授業や課題の量に追われても 耐えられるタフな性格をしている

公立 

  • 貯蓄ができず 教育資金に回すお金がきつい
  • 子どもが 特に学部にこだわりがない
  • 今のところ 強い目標が定まっていない
  • 学資保険など 準備が遅れている
  • 自由を好み 自分自身で切り開いていける強い性格をしている

特に今のところ進路などにこだわりがないようでしたら 公立でもOKな気がします。もちろん 最近は 私立高校からの大学受験が優位だと言われる部分もありますが、子ども自身も向いている向いていないなど性格的なものもありますので そこも見極めが必要なようです。


次回は 実際どうやって教育に対するお金を準備したらよいかを 考えてみたいと思います。

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